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『完璧に元気な私達』

"Perfectly Cheerful"

 

 

岩絵の具のパネル(28枚)、ドローイング,テキスト(タイプしたもの2枚)

 

双生児をテーマにした、ペインティングのインスタレーション。

 

Perfectly Cheerful 「完璧に元気な私達」はインスタレーションとして作られました。シャム双生児をもとにしたリサーチを行い資料を集め、その中から28のイメージを選び、それらが岩絵の具の作品となりました。インスタレーションではその他に古い資料をもとにしてタイプしたテクストや、骸骨のドローイングも含まれています。題名は、このリサーチをしているときに見つけた1867年に書かれた"Medical Description of the Two-Headed Girl" (二つの頭をもった女の子に関する医学報告書)からで、ミリークリスティーというシャム双生児を視たある医者が、この双生児から受けた印象を書いた言葉を借りたものです。意外にも多くのシャム双生児たちは、自分達のこのコンディションを苦痛に思うよりむしろ幸せに感じているものが多かったらしいです。色々な資料を読んでいるうちに、これは私達、ノーマルな体を持っているものが、彼らをただ単に哀れに思っていたり蔑んでいたりしているだけで、彼らの本当の気持ちは全く聞いていなかったことも多々あります。もちろん、サーカスの見せ物になったり色々と辛い待遇を味わったのも事実です。今回は、医者が彼らのことを “perfectly cheerful” 「完璧に元気,明るい」と描写していた事実と、またミリークリスティーが書いた詩の中で[自分達ほど完璧なものはない,私達はとても幸せ]と歌ったことに焦点をあてて描いてみることにしました。

 

​双生児に関する英語でのエッセイ。

 

このプロジェクトのみの英語でのホームページ.

 

 

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